
ひまわり号がおうちの前まで迎えにきます。
八重桜が満開なのだけが理由ではないはず、
見慣れた家の前の景色が全く違うものに映る。
八重桜と一緒、のんびり遅咲きにて、
chocoの幼稚園生活のはじまり。

あっさり、バスに乗り込んでいったchoco。
特筆すべきこともないぐらい、本当にあっさりと。
扉が閉まる直前、目が合ったのは一つ手前でバスに乗り込むchocoの幼馴染の坊や。
泣くのをぐっとこらえ、口を真一文字にして、
「おばちゃん、助けて・・・」と言わんばかりの顔で私を見てた。
chocoの初登園の印象よりも彼のまなざしの残象が焼き付いて離れない。

今日で3日目。
楽しく通っている。
いよいよ給食も始まるそうで、親子共々さらに楽しさ倍増。
そんなchocoでも少しはストレスを感じているよう。
少しは感じてもらわなければ逆に心配だ。
理由は、
お道具箱に入っているはずの新しい粘土を一体いつになったら使うのか!
持ち物の名前付けを一緒に行った際、粘土を見つけて遊びたそうにしていた。
家にある紙粘土は、おかたずけをおろそかにするものだから、すべてカチカチになっていて
戒めとして新しいものはしばらく買わずにいた。
「これは幼稚園で使うのだからね」と言い聞かせていた。
だから、いよいよ幼稚園に行ったというのに
なかなか使える日がやってこない事にご立腹だとしても無理はない。
「ねんど、今日もやらなかったの・・・。ママに少し会いたくなった、少し泣いちゃった。」
しょぼくれて帰ってきた。
少し・・・、と付けるところが泣かせるじゃないか。
新しい生活になったからといって、子供に対して腫れものに触るように接する気はさらさらない。
お家にいるよりも断然楽しいけど、断然思い通りにならないこともあるのが幼稚園。
「しょうがないよ~ん。」
なんてね。
新しいおうち用の粘土、今日はそっと用意して帰りを待つ。



